平成31年度税制改正法は、国税・地方税ともに3月27日に成立、3月29日に公布され、4月1日から施行されています。
今年10月から消費税率10％に引き上げられることへの対応として、自動車の保有に係る税負担を恒久的に引下げることにより、自動車ユーザーの負担を軽減し、消費税率引上げ前後での駆け込み購入や買い替えを防ごうとしています。
2019年10月1日以後に新車新規登録を受ける自家用乗用車について、自動車税種別割の税率の引下げが予定されています。
軽自動車税の税率変更はありません。 さらに自動車・軽自動車の取得価額に対して課される新税である「環境性能割」が、性能へのインセンティブ強化のため、創設されました。
また、エコカー減税の適用期限が延長されることとなり、自動車取得税については2019年9月30日、自動車重量税については2021年4月30日まで適用となります。
ただし、減税率は見直しが行われており、取得税、重量税共に減税率は引き下げられます。
これから新車を購入される方には影響の大きい改正となりますので、節税のため改正点も踏まえて検討が必要かと思われます。
